竹、よし、草などを糸、棕櫚(しゅろ)などで編み上げたすだれは、魚をとる網の代わりや住宅の壁材など、古くから実用的な日用品として、世界各地で現在でも一般に使われております。
日本では家の軒先に掛け暑い夏の日差しをさえぎり、涼風を室内に取り入れる必需品として古くから使われてきました。
平安時代ごろから竹を細く割り、綿、絹の糸で編み上げ四方を布で縁取り、房や装飾を施した金具を取り付けたすだれは、御簾(みす)と呼ばれ当時の貴族の住まいの寝殿の間仕切りとして格調を持つ調度品として発展受け継がれきました。
さらに明治時代に入ると一般の住宅でも夏の間襖、障子の代わりに掛ける「お座敷すだれ」が広く普及することとなり、優れた日本的なカーテンとなり当時、尾張三河では良質の竹が多く栽培されていたため、名古屋を中心に竹細工が盛んに行われており、やがて名古屋はすだれの大きな生産地となりました。
当社も明治27年に創業いたしまいた。
しかし室内掛けすだれの需要は昭和40年代半ばから住宅の洋風化により、色や柄の豊富なカーテン、ブラインドに押され、さらに最近ではクーラーの普及が進み現在では伝統的な和室の装飾としてのみ利用されています。
しかしすだれは昼間外からの日差しを和らげ、逆に部屋の内側からの光を遮断してプライバシーを守り、隙間からの涼風を部屋に取り入れ、さらには天然素材の持つ断熱効果により、室内温度の上昇を防ぎクーラーの効率アップにもつながり、環境にやさしい優れた機能をを備えております。 |